妊娠中でも大丈夫？マタニティブライダルエステの時期と注意点

近年、授かり婚やマタニティウェディングが増加傾向にあります。

それに伴い、妊娠中でも受けられるマタニティプランの需要が高まり、マタニティ向けのブライダルエステメニューを設けるエステサロンが増えています。

女性にとって挙式当日は特に美しくありたいと思う大切な日ですが、エステを受ける時に気になるのは、おなかの赤ちゃんへの影響でしょう。

結論から言うと、基本的にはマタニティブライダルエステなら妊娠中に受けても安心できます。

ただ、マタニティブライダルエステと一口に行っても様々な施術メニューがあり、どこのサロンのどんなプランをいつ受けても絶対に大丈夫とは言い切れません。

そのため、この記事ではマタニティブライダルエステを受けるのに適した時期や注意点などをまとめました。

費用についてやおすすめのマタニティコースの紹介もしているため、読み終えるころにはご自身と赤ちゃんのために最適なブライダルエステを選べるようになっているでしょう。

一番多くのケアが受けられておすすめな時期は妊娠中期

妊娠期間は、妊娠1カ月～4カ月の妊娠初期、妊娠5カ月～7カ月の妊娠中期、妊娠8カ月～10カ月の妊娠後期の3期間に分けられ、期間ごとに受けても大丈夫なブライダルエステの内容が異なります。

安全な妊娠中期（妊娠5カ月～7カ月）は最も受けられるケアが多い

妊娠期間中で最もマタニティブライダルエステを受けるのにおすすめなのが妊娠中期であり、安定期に入っていて以下のように数多くのケアを選べます。

マシンを使用しない施術であれば、うつ伏せの姿勢になるボディケアを除き、殆ど妊娠していない人と同じような内容を受けられます。

次いでエステに適しているのは妊娠後期（妊娠8カ月～10カ月）

マタニティブライダルエステは36週（9カ月）までの妊婦さんを対象とした施術がほとんどですが、38週まで可能なブライダルエステサロンもあります。

妊娠後期に出てくるむくみや腰痛などのトラブルを解消できる、リラックス効果の高いアロママッサージやリンパマッサージなどが人気です。フェイシャルエステやヘッドスパ、シェービングに対応してくれるマタニティブライダルエステもあります。

しかし、お腹が大きくなって張ったり、体勢が取りにくかったりするので、妊娠中期に比べるとブライダルエステを受けるのにおすすめの時期とは言えません。

妊娠初期（妊娠1カ月～4カ月）のブライダルエステは避けた方が良い

妊娠初期はつわりで体調が優れない人が多いうえに流産率も高いことから、妊娠初期のブライダルエステはなるべく避けた方がいいと言われています。

「ブライダルエステが原因で万一の事が起こる」可能性は低いですが、リスクを避けるためにも初期のプレママ花嫁さんの施術を断っているサロンが殆どで、受けられてもハンドマッサージによるソフトなフェイシャルトリートメントくらいになります。

安全のために知っておきたい全妊娠期間中NGなケア

ここでは、胎児に影響を及ぼす可能性がある、全妊娠期間において受けられないケアを紹介しておきます。

一般的にマタニティブライダルエステには妊娠中NGなケアは含まれませんが、妊娠していない人用のブライダルエステには下記のケアが含まれている可能性があります。

間接的な影響が心配される程度のため、知らずに受けてしまった場合は気に病まなくて大丈夫ですが、妊婦さんは避けた方が良いケアです。

胎児への影響が否定できないエステマシンはNG

痩身エステメニューとして取り扱われている、ラジオ波やキャビテーションなどの痩身エステマシンは、超音波がおなかの赤ちゃんに影響を与えてしまう可能性が否定できないため、妊娠中全ての期間において受けることができません。

フェイスラインのリフトアップやイオン導入など直接お腹に当てないマシンであっても、お腹の赤ちゃんに刺激を与えてしまう可能性が指摘されているため×です。

母体に負担のかかる強い力や圧で行う痩身マッサージはNG

痩身を目的としたブライダルエステには、強い力で脂肪やセルライトを揉みほぐすマッサージもあります。

オールハンドケアであっても、妊娠中全ての期間において、母体に負担の掛かるような力強いマッサージはNGです。

妊婦さんNGの精油を使ったアロマトリートメントはNG

アロマトリートメントとは、施術を受ける人の体の状態や体質に合わせたアロマオイル（精油）とキャリアオイル（基本となるオイル）をブレンドして使うトリートメントです。

妊婦さんOKの精油もありますが、通経作用や陣痛を促したり、お腹の中にいる赤ちゃんに悪影響を与える可能性がある成分が含まれる精油もあります。

普通のエステティシャンでは判断できないケースもあるため、アロマトリートメントを受けたいプレママ花嫁さんは、アロマテラピーアドバイザーといったアロマ関係の資格を持った専門家が居るサロンへ行くことをおすすめします。

母体にストレスがかかる脱毛施術はNG

レーザー脱毛や光脱毛が母体や赤ちゃんに直接影響を与えることはありませんが、痛みによる刺激やストレスが母体の負担になる可能性があります。また、電気針脱毛など痛みが強い方法は子宮収縮が心配されます。

更に、妊娠中はホルモンバランスが崩れていることから敏感肌になっていたり、お肌がトラブルを起こしやすい状態となっているため、妊娠中の脱毛は施術方法によらず、避けた方がいいと言われています。

マタニティブライダルエステを期間・頻度・回数で選ぶなら

マタニティウェディングは安定期に行うことが多く、長期間のブライダルコースは妊娠初期と重なってしまいがちです。また、妊娠期間中は体調が変化しやすく途中で通えなくなる可能性があるし、頻繁にエステへ通って挙式直前に体に負担をかけないように少ない回数がベターです。

なので、挙式直前に1回から3回の施術が受けられるエステが最もおすすめです。

挙式が妊娠後期か妊娠中期の最後の頃なら、体に負担の掛からない月1回から2回の頻度で通う、最大で6回3ヶ月までのブライダルエステを選ぶのも良いでしょう。

コスパ良く選ぶためにマタニティブライダルエステの料金相場を知ろう

マタニティブライダルエステを受ける場合どのくらいの金額が必要か、有名ブライダルサロンやマタニティ専門サロンなどの通常価格を一覧表にして調べました。

マタニティブライダルエステ通常価格表

マタニティブライダルエステの相場

マタニティブライダルエステの料金は、マタニティ専門サロンMotherをはじめとする「1回から3回コース」だと5万円前後が相場となり、美4サロンのように安いコースなら1回あたり1万円程度からあります。

妊娠していない花嫁さん向けの1dayブライダルエステは「1回あたり」3.3万円が相場なので、1回あたりに換算するとマタニティ向けの方が安いことが分かります。

結婚式直前の1日だけでOK！1dayプランのブライダルエステ

では、いよいよ、実際にどこのマタニティブライダルエステなら安心して通えるのか、おすすめを紹介しますね。

おすすめのマタニティブライダルエステランキング

プレママ花嫁の身体の事を考えてマタニティブライダルエステを行ってくれる、人気があっておすすめのエステサロンのコースを紹介します。

ヴァン・ベールには挙式までの日数に合わせて利用できる2つのマタニティコースがあり、リーズナブルな56,250円～のエンジェルコースがおすすめです。

妊娠中ならではの悩みに対応したむくみケアなどを含む、オールハンドの6種類のメニューからオリジナルコースを作れるため、体調の変わりやすい妊婦さんにぴったりです。

※お手入れ完了は挙式の1週間前まで、背中ホワイトニングは妊娠5ヵ月～7ヵ月まで。

ヴァン・ベールの詳細はこちら

ブライダル専門店の美4サロンは妊娠中でも安心して受けられるようにマタニティ専用のオールハンドメニューが用意されていて、身体に負担がかからないように機械、うつ伏せ姿勢を控えています。

ドレス映えするマタニティ向けの充実した内容なのに1回コースなら1万円を切る安さと、1回から細かく回数が選べる点が魅力です。

豊富な知識と技術を備えたブライダルエステ専門サロンのエステティシャンによって、妊娠していても最高の状態で挙式を迎えられるでしょう。

※3回以上のコースにはブライダルシェービングが付きます。

美4サロンの詳細はこちら

ブライダルエステ専門店のワヤンサラにはマタニティエステ専門のスタッフがいて、プレママ花嫁さんの身体を第一に考えた柔軟な対応をしてくれるのが魅力です。

妊娠4～7ヶ月の妊婦さんにしか対応していない点がネックですが、挙式前日にエステが受けられて、エステ効果がしっかり発揮されている間に挙式に臨めるのは嬉しいですね。

挙式3日前までならマタニティ向けのスリミング痩身プランや美顔フェイシャルプランもあります。オーガニック素材を使用した効果の高いエステを個室で受けることで、妊娠中の疲れもとれるでしょう。

※マタニティ1DAYプランが今なら期間限定特価の29,900円です。

ワヤンサラの詳細はこちら

PMKのマタニティエステは、妊婦の身体に負担をかけないフェイシャルを中心に、ウェディングドレスからみえる部分の肌トリートメントを行います。

全国展開していて実績・信頼性ともに申し分がありませんし、妊婦さんの敏感な肌にも負担が少なくて安心なソフトシェービングがセットになっている点も魅力です。

※店舗によってコースや施術内容、料金が異なる場合があります。

PMKの詳細はこちら

ブライダル専門エステサロンのセレブリティハウスは妊娠16週目～35週目のプレママ花嫁さんにむくみ解消マッサージ、うぶ毛の処理、肌荒れ応対トリートメントなどを行います。

3種類の1Dayプランがあり、その中でもウェディングドレスから露出する全部位を磨き上げるマタニティAプランがおすすめです。

全てソフトタッチのマッサージで、つわりが長引いていて匂いに敏感なママのために無香料の化粧品を用意しています。

※店舗によってコースや施術内容、料金が異なる場合があります。

セレブリティハウスの詳細はこちら

ここまで、複数の店舗展開をしていて人気のある、おすすめのマタニティブライダルエステを紹介してきました。

どこもプレママ花嫁さんに適したエステ内容やサービスを提供していいますが、より安心してブライダルエステを受ける為に注意して欲しい点があるので見て行きましょう。

マタニティブライダルエステを利用する前に必読の注意点

どんなに配慮の行き届いたエステであっても、体調や妊娠経過によっては適さないことがあるため、以下の4点に注意してください。

主治医に確認・承諾を得る

マタニティブライダルエステを受ける際は、事前に産婦人科の主治医にエステを受けて良いか必ず確認をして下さい。また、エステに行くときは、念のために母子手帳を携帯するようにしましょう。

無理な体勢・長時間同じ体勢はしない

長時間同じ体勢でいるとお腹が張ったり手足がむくんだり、疲労に繋がったりするので注意して下さい。妊娠中はうつ伏せでの施術は厳禁なので、事前に楽な体勢での施術が可能か相談・確認しておくといいでしょう。

妊婦さんはラクな姿勢でいることが大事なので、姿勢が辛くなったらエステティシャンに遠慮なく伝えてくださいね。

遠方のエステサロンには通わない

マタニティブライダルエステサロンを利用する場合は、移動時間のことや身体のことを考え、遠方のエステサロンは避けましょう。

万が一エステ中に体調が悪くなっても安心な、かかりつけの産婦人科近くのエステサロンがおすすめです。

具合が悪い時はキャンセルする

せっかく予約をしたからといって、体調が悪いにも関わらず無理をしてマタニティブライダルエステを受けることはやめましょう。

キャンセル料金や予約変更については事前に確認しておきましょう。

マタニティブライダルエステを体験した人の口コミ

まとめ

妊娠中にブライダルエステを受けるのは難しいことだと思われがちですが、妊婦さんでもOKな施術も多く、特に妊娠中期ならお手入れを万全にして結婚式を迎えることができます。

では、ここまで読んできたマタニティブライダルエステについての内容をまとめておきますね。

最後に、妊娠期間は肌トラブルが起こりやすく、非常にデリケートな時期でもあります。マタニティブライダルエステを受ける際には、必ず医師からの許可をとり、無理はしないでください。

それらの注意点をしっかり守り、マタニティブライダルエステの実績がある信頼できるエステサロンでコースを見つけてくださいね。